2018年11月18日日曜日

pylintがcv2のメンバを見つけてくれない

・VSCode 1.29.1
・pipenv 2018.7.1
・opencv-python 3.4.3.18
・pylint 2.1.1

上記の環境でpylintをかけるとcv2のメンバがいないと怒られる。
(実際はVSCode自体は関係ない。pylintコマンド直接でも同様。)

https://stackoverflow.com/questions/50612169/pylint-not-recognizing-cv2-members

上記に従って、pylintに --extension-pkg-whitelist=cv2 というオプションを渡して上げれば良い。VSCode上だとpython.linting.pylintArgsというオプションで渡す。

cv2のメンバはCのモジュールで定義されているから(?)の模様である。

2018年10月6日土曜日

pipenv2018.7.1とpip18.1の組み合わせはエラーになる

不具合に遭遇したのでメモ。

現象

$ pipenv install {some_package}
すると、エラー終了する。
Pipfileやパッケージのインストール自体は完了している
lockfileの作成あたりでコケている模様?

原因

エラーメッセージでググると同様の事象を見つけた。
https://github.com/pypa/pipenv/issues/2871

pipenv2018.7.1とpip18.1の組み合わせがエラーを起こしている模様。

解決方法

workaroundとしてはpipを18.0にする。
ポイントとしては、pipenvの環境のほうのpipを18.0にする。

$ pipenv run pip install pip==18.0

2018年9月23日日曜日

Pythonの環境構築にpipenvを使う

pipenvというPythonの仮想環境構築ツールを使い始めました。詳細は公式を見れば良いとして分かりづらかったところのメモ書き。

Pipenv: 人間のためのPython開発ワークフロー

書いている時点のバージョンは以下
$ pipenv --version
pipenv, version 2018.7.1

インストール

繰り返しだが詳細は上記の公式サイトのドキュメントを読めば良い。macOSの場合Homebrewとpipを使う方法があるようですが、私はPythonのバージョン管理にpyenvも使っていてHomebrewの方で入れるとバージョンが変になりそうな気がしたのでpipの方でインストールしました(Homebrewで試してはいない)。

$ pip install pipenv
すると、下記のようにpyenv配下にpipenvがインストールされてる模様。
$ which pipenv
/Users/hkuro/.pyenv/shims/pipenv

使い方

任意のディレクトリで
$ pipenv shell
とすると、"カレントディレクトリの名前-{hash}"という名前のvirtualenvが~/.local/share/virtualenvs/配下に作成される。hashの部分は詳しく調べてないけど何らかのハッシュみたいなので、別の同名ディレクトリでpipenv shellしても別のvirtualenvとして作成される(そりゃそうか)。

環境変数を設定することでカレントディレクトリに作成されるようにすることが可能(
PIPENV_VENV_IN_PROJECT)。これは環境によって違いそうなのでpipenv shellするときのオプションであったほうが便利そうな気もする。

カレントディレクトリにPipfileを作成してくれて、pipenv経由でパッケージをインストールするとPipfileの更新なども同時にやってくれる。これまでだとpip freezeとかいちいちしないといけなかった部分が、PHPでいうところのcomposerみたいな感じになっているということ、なんだと思った。

9/21追記:任意のディレクトリでpipenv shellして環境が作成されたあと、そのディレクトリを別のパスに移動したあとにpipenv shellすると新規のvirtualenvが作成される、元の場所に戻すと前のvirtualenvに戻れるので、やはりsuffixのハッシュはカレントディレクトと連動している模様。

virtualenvから抜けるには

pipenv shellした環境はvirtualenvでsource activateした場合と違ってサブシェル中で動作しているようなので、環境を抜けるにはCtrl+Dかexitする必要がある。deactivateしてしまうとvirtualenvな環境からは実質抜けてるけどpipenvが起動したサブシェルからは抜けられないみたいな中途半端な状態になってしまうので注意する。

環境の削除

普通のvirtualenvなので、上記の~/.local/share/virutualenv/配下の該当ディレクトリを丸ごと削除すれば良さそうだけど、もしくはpipenv shellしたのと同じディレクトリでpipenv --rmとすれば対応する環境は削除される。

その他

繰り返しだが作成されるのは普通のvirtualenvなので、
$ source ~/.local/share/virtualenv/hogehoge/bin/activate
とかすれば任意のディレクトリで特定のvirtualenvに入ることもできる。