2016年12月25日日曜日

docker-composeで既存のnetworkに接続する

docker-composeを利用してコンテナを起動した場合、通常だとdocker-compose.yml(プロジェクト)単位で 内部ネットワークが作成される。これを、例えば別のdocker-compose.ymlファイルから起動されたコンテナのnetworkの中でコンテナを作成するには、network設定をdocker-compose.yml内に記述する

既存のネットワークの一覧

$ docker network ls
コマンドを実行すると、以下のようにネットワークの一覧が表示される。例ではexisting_nw_defaultに接続するとする。
$ docker network ls
NETWORK ID          NAME                DRIVER
a36b706eb5a6        bridge              bridge              
7ee0cd187fbd        host                host                
39be267aeb70        existing_nw_default      bridge              
bb39f75ad969        none                null

既存のネットワークに接続するdocker-compose.ymlの例

デフォルトでexisting_nw_default内にコンテナを作成するには、docker-compose.yml内に以下のようなnetworkの記述を追加すれば良い。
networks:
  default:
    external:
      name: existing_nw_default
 参照:https://docs.docker.com/compose/networking/

2016年12月24日土曜日

Bloggerでシンタックスハイライトを利用する

code-prettifyを利用する方法。 https://github.com/google/code-prettify

(1)ブログ管理画面の"Template"から、テンプレートのHTMLを編集する。
haedタグの中に以下を記述する。

<script src='https://cdn.rawgit.com/google/code-prettify/master/loader/run_prettify.js?skin=sunburst'/>

(2)シンタックスハイライトを利用したい部分を、以下のタグで囲う。

<pre class="prettyprint">
(任意のコード)
</pre>

classに、追加で"lang-*"を指定すると対象言語を明示的に指定できる。lang-*の"*"の部分にはデフォルトで以下が利用できる
    "bsh", "c", "cc", "cpp", "cs", "csh", "cyc", "cv", "htm", "html",
    "java", "js", "m", "mxml", "perl", "pl", "pm", "py", "rb", "sh",
    "xhtml", "xml", "xsl".
ヘッダ行のrun_prettify.jsを呼び出すパラメタにskinを指定すると、シンタックスハイライトのスタイルを切り替えられる。上記の例ではsunburstというスタイルを利用している。 デフォルトで利用可能なスタイルの一覧は以下。 https://rawgit.com/google/code-prettify/master/styles/index.html その他にも呼び出し時のパラメタで挙動を変更することができ、詳しい設定は以下を参照。 https://github.com/google/code-prettify/blob/master/docs/getting_started.md

2016年12月18日日曜日

Raspbianでpyenv環境を構築する

Raspbian環境をアップグレードしたついでにpyenv/pyenv-virtualenv環境を構築しようとおもいました。その際、pyenvを使ったpythonバージョンのインストールでエラーが出たので、その構築メモです。

0.環境

記事執筆した時点で、 $ sudo aptitude safe-upgrade した状態です。
日本語環境を入れたりはしてるので、かならずしもデフォではないです。

$ uname -a
Linux raspberrypi 4.4.34+ #930 Wed Nov 23 15:12:30 GMT 2016 armv6l GNU/Linux


1.エラー

以下のようにreadlineとかbzip2とかいかにも必要そうなものがないとか怒られます。

$ pyenv install 2.7.12
Downloading Python-2.7.12.tar.xz...
-> https://www.python.org/ftp/python/2.7.12/Python-2.7.12.tar.xz
Installing Python-2.7.12...

WARNING: The Python readline extension was not compiled. Missing the GNU readline lib?
WARNING: The Python bz2 extension was not compiled. Missing the bzip2 lib?
WARNING: The Python sqlite3 extension was not compiled. Missing the SQLite3 lib?
ERROR: The Python ssl extension was not compiled. Missing the OpenSSL lib?

Please consult to the Wiki page to fix the problem.
https://github.com/yyuu/pyenv/wiki/Common-build-problems


BUILD FAILED (Raspbian 8.0 using python-build 1.0.4-13-g1000c2f)

2.必要なパッケージ(インストール済のものを除いた)

下記の参照先のリンクに情報があったので、それを参考にインストール済のものは除きました。
RapPiは非力なので、余計なインストールプロセスは省きたかった。
$ sudo aptitude -y install libssl-dev libbz2-dev libreadline-dev libsqlite3-dev llvm libncurses5-dev libncursesw5-dev

3.参照

https://github.com/yyuu/pyenv/wiki/Common-build-problems



あるていど予想できた結果ですが、pyenv installするとたぶんzipとかがものすごいボトルネックで時間がかかるので、実用に耐えるのかは不明です。

Raspbian with PIXEL閑環境で日本語環境の構築

 Raspberry Piの情報を細かく追っているわけではないので、知らない間にバージョンアップしてPIXELというデスクトップ環境になっていました。正確には、深く考えずにsudo aptitude sage-upgradeして再起動したらいきなり変わっていてびびった。

ながらく初期インストールだけして放置していたRaspberry Pi初代(+ですらない!)を日本語かするときにPIXEL 以前の情報が多かったので、PIXEL環境で日本語入力ができるようになるまでのメモです。結論からいうと、すごく簡単になっているみたいです。

  1. 日本語フォントのインストール
    PIXELな環境からは初期で表示できるのかも?という情報もみたのですが、それをみたのがフォントをインストールした後でした...。まあ、減るもんでなしという感じでインストールしました。タカオフォントというのはIPAフォントの派生みたいです。

    $ sudo aptitude install fonts-takao 
  2. fcitx-mozc(インプットメソッド)のインストール
    界隈のブログ記事ではibus-anthyとかibus-mozcを入れてるケースが多かったけど、しらべるとibusは最近はあまりイケてなくてfcitxという系列が良いみたいなので、そちらを採用してみることにしました。なお、ibusとかfcitxというのがベースになるインプットメソッドで、変換エンジン(?)自体がAnthyとかmozcとか、という構成になるようです。なので選択肢としては、インプットメソッドとしてfcitxかibus、それぞれでの変換エンジンとしてanthyかmozcか、という考え方になるようです。このへんは正直よくわからん。

    $ sudo aptitude install fcitx-mozc
    上記で、メインメニューの「設定」のところに「fcitx設定」とか「mozc設定」とかの項目が追加されるので、そこで諸々を設定します。(ターミナル上でim-configを実行する必要があるかもしれない)
  3. 日本語ターミナル(不要っぽい)
    上記同様にjfbtermというのを入れないとターミナルで日本語が出ないよ、という記事が多いのですが、PIXEL環境では不要でした。標準のターミナルはLXTerminal 0.2.0というやつでした。 
あとはPIXEL以前の環境と同様、ロケールやタイムゾーンの設定、あとはフォントを上述のTAKAOフォントに変えてあげたりすればOKです。

2016年12月16日金曜日

Android Things on Raspberry pi3でディスプレイを反転させる

Android ThingsのRaspberry pi用OSイメージで
RasPi3を起動した際、Raspbianのときと同じように、
純正の7inch touchscreenの構成では画面を反転させないとUSBコネクタが
邪魔になってしまうという状況が発生しました。

Raspbianの場合なら、/boot/config.txtの中にlcd_rotate=2という記述を追記して際kどうすれば解消するのですが、それのAndroid Thingsでのやり方。stackoverflowに聞いたらすぐに回答してくれる人が現れました。すごい。ありがとう。

例えば、sdカードのデバイスが/dev/sdbだとした場合、ブートパーティションは/dev/sdb1になるようです。なので、母艦となるpcなりでこのパーティションを
マウントしてあげると、その中にconfig.txtというファイルがあるので、
この中にlcd_rotate=2という設定を追加してあげて再起動すればよろしい。
$ sudo mount /dev/sdb1 /mnt/disk
$ echo 'lcd_rotate=2' >> /mnt/disk/config.txt
私はmacを使っていてext4のファイルシステムをマウントするのにFUSE for macなどの
セットアップが必要そうだったんだけど、これが時間かかるのでたまたまvirtualboxに
設定してあったboot2dockerのOSイメージを起動して、これでマウントしてやっつけました。

教えてくれた人によるとこれはhackみたいなもんでオフィシャルな設定とか機能ではないから、アップデートのたびにやらないといけないよ、だから機能リクエストしたほうが良いよ、とのこと。とはいえ、いったんのworkaroundとしては十分です。

http://stackoverflow.com/questions/41165198/android-things-with-rasp3-7-inch-touchscreen/

[12/16追記]
その後
ということだったので試したら、以下のようにしてmacで直接マウントできました。
$ sudo mount -t msdos /dev/disk1s1 /mnt/sd 

2016年12月14日水曜日

pyenvとpyenv-virtualenvで任意のpython環境に切り替える(homebrew使用)

pyenvを使って任意のPythonバージョンを利用できるようにする。
さらに、pyenv-virtualenv(pyenvのプラグインということらしい)で、同一のPythonバージョン化でも任意のpython実行環境が管理できるようにする。これはpipとかでライブラリをインストールする場合に便利だろう。

homebrewを使ってインストールすることにする。


  1. pyenvのインストール
    $ brew install pyenv
  2. pyenv-virtualenvのインストール
    $ brew install pyenv-virtualenv
インストール自体は上記で終了。続いてPATH環境変数などを書き換える必要があるが、これは初期設定のスクリプトファイル(zshなら.zshrc)に以下の行を追記すれば良い
if which pyenv > /dev/null; then eval "$(pyenv init -)"; fi
if which pyenv-virtualenv > /dev/null; then eval "$(pyenv virtualenv-init -)"; fi
これでPATHなどの環境変数を書き換えて、実際にpythonコマンドなどでpyenvの設定が有効に動作するようになる。

具体的にはシステム全体、特定のディレクトリ配下、現在のシェル内のいずれかで任意のpython環境が利用できることになるので、pythonで複数のプロジェクトを管理するような場合には、必要な最小限だけのライブラリ環境が構築できてとても便利です。